第223章 宝石は誰が送ってきたのか?

外国人はあっさり契約書にサインをした。

今井爺さんは腹の底から煮えくり返り、手を振り払うようにして二階へ引き上げた。

「今井爺さん、どうしたんです? 顔色が悪いですよ」

中年の男が茶をすすりながら、声を潜めて尋ねる。

今井爺さんは仏頂面のまま、さっき一階で起きたことを一通り話した。

話を聞き終えた男は、どこか諦めたように息をつく。

「なるほど……その橘さん、賢い人じゃなさそうですね」

3億の案件に惹かれるのは確かだ。だが目先の金に飛びつき、身の丈をわきまえないのは、ろくな結果を呼ばない。

今井爺さんは歯ぎしりする。

「まったく……バカなのか、世間知らずなのか!」

あれでは...

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